犬と一緒にピクニックを楽しもう。持っていくものと安全に過ごすためのポイント

犬と一緒にピクニックを楽しもう。持っていくものと安全に過ごすためのポイント 犬について
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愛犬とのピクニックは、自然の中でリフレッシュしながら絆を深められる特別な時間です。しかし、犬と一緒に屋外で過ごすには、人だけのピクニックとは違う準備や注意が必要です。

この記事では、犬とのピクニックを安全に楽しむために必要な持ち物や注意点、そしておすすめの公園選びについて解説します。

犬とのピクニックの魅力とは

犬にとってピクニックは、いつもと違う環境の匂いや音、景色に触れられる貴重な体験です。自然の中でのびのびと体を動かすことで、ストレス発散や運動不足の解消にもなります。飼い主にとっても、愛犬が楽しそうに走る姿を見ることは大きな癒しになります。

また、屋外では飼い主と犬のコミュニケーションがより密になります。普段は忙しくて十分に遊べない飼い主でも、ゆったりとした時間の中で信頼関係を深められるのがピクニックの醍醐味です。

犬とのピクニックに持っていくもの

1. 基本の持ち物

犬とのピクニックでは、まず「犬用の必需品」を揃えることが基本です。リードや首輪、ハーネスは当然ながら、伸縮リードではなく制御しやすい固定リードを選ぶと安心です。ピクニック先は人や他の犬が多い場所もあるため、確実にコントロールできる装備が欠かせません。

また、犬用の飲み水と折りたたみ式の水皿も必ず持参しましょう。季節を問わず脱水の危険はあります。特に春や秋でも、日差しの強い日には水分補給をこまめに行うことが重要です。

2. 快適に過ごすためのアイテム

レジャーシートを敷くだけでなく、犬がリラックスできるようにブランケットやマットを用意すると良いでしょう。地面が熱い日や冷たい日でも、体温を保ちやすくなります。

さらに、犬用のおやつやフードを小分けにして持っていくと、遊びの合間のご褒美やしつけにも活用できます。人間の食事を分け与えるのは避け、塩分や脂肪が少ない犬用の軽食を用意しておくと安心です。

3. 清潔を保つための道具

ピクニック中に犬が排泄をすることは自然なことです。マナーとして、必ず排泄物を持ち帰るための袋やティッシュを携帯しましょう。最近では、臭いを防ぐ防臭袋やコンパクトなうんちポーチも販売されています。

また、除菌シートやウェットティッシュを用意しておくと、食事前後や犬の足拭きなど、さまざまな場面で役立ちます。

犬とのピクニックで気をつけたいこと

1. 気温と体調管理

犬は人よりも地面に近い位置にいるため、気温の影響を強く受けます。特に夏場のアスファルトや芝生は高温になりやすく、熱中症や肉球のやけどの危険もあります。春や秋でも、日中の直射日光が強い場合は木陰を選んで休憩を取りましょう。

ピクニックの前日や当日の朝に、愛犬の体調を確認することも大切です。食欲がない、下痢気味、咳をしているなどの症状がある場合は無理をせず、別の日に延期するのが賢明です。

2. ノーリードは絶対に避ける

公園や広場では「ノーリード禁止」が基本です。たとえ人が少ない場所でも、犬が突然走り出して他の犬や人に接触するリスクがあります。特に自然の多い公園では、野生動物を追いかけたり、食べてはいけない植物を口にしたりする危険もあります。

愛犬の安全を守るためには、常にリードをつけて行動することが鉄則です。自由に遊ばせたい場合は、ドッグラン付きの公園や広場を選びましょう。

3. 食べ物と拾い食いのリスク

ピクニックでは人間の食事を持ち込むため、犬が誤って食べてしまうことがあります。チョコレート、玉ねぎ、ぶどうなどは犬にとって中毒を引き起こす危険な食材です。

また、芝生の上には他の利用者が残したゴミや食べかすが落ちていることもあります。犬が匂いにつられて口に入れないよう、目を離さずに見守ることが大切です。

犬とのピクニックにおすすめの公園

1. ドッグラン併設の公園

初めてのピクニックでは、ドッグランが併設されている公園が安心です。ドッグランでは安全にオフリードで遊ばせることができ、犬同士の社交の場にもなります。ピクニックエリアとドッグランが分かれている公園なら、遊びと休憩をバランスよく楽しめます。

都市部では、昭和記念公園(東京)や服部緑地(大阪)のように、広大な芝生エリアとドッグランが整備された場所が人気です。

2. 自然の多い広場型公園

木陰や芝生が広がる自然豊かな公園は、犬とのピクニックに最適です。湖や川沿いの公園では、水辺の散歩や写真撮影も楽しめます。

ただし、水辺では滑落や誤飲の危険もあるため、リードをつけて距離を保ちながら楽しむことが大切です。

また、花や草木が多い季節は、虫除け対策も忘れずに。犬用の虫よけスプレーや首輪タイプの虫除けアイテムを活用するとよいでしょう。

3. 犬同伴可能な観光型公園

最近では、犬連れで入園できる観光型公園も増えています。園内を散歩しながらカフェで一息つける場所や、犬と一緒に乗れるボートやトラムを備えた施設もあります。

こうした場所では、ピクニックと観光を組み合わせて一日中楽しむことができ、特別な思い出づくりにもなります。

ピクニックをもっと楽しむための工夫

犬とのピクニックをさらに楽しむためには、遊びを取り入れるのもおすすめです。お気に入りのおもちゃを持っていけば、広い芝生での取ってこい遊びやトレーニングにも活用できます。

ただし、混雑している場所ではボールが他の人の方向へ転がらないよう注意し、ロングリードを使う場合は周囲との距離を十分に取りましょう。

また、記念撮影も忘れずに。自然光の下で撮る愛犬の写真は、日常とは違う表情を見せてくれます。お気に入りのバンダナやリードでコーディネートすれば、SNS映えする一枚にもなります。

ピクニック後のケアも忘れずに

屋外で過ごした後は、帰宅前に軽くブラッシングをして体についた砂や草を落とします。ダニやノミが付着していないかチェックすることも大切です。特に春から秋にかけては寄生虫が活発に活動する季節です。

また、ピクニック中に多く歩いた場合は、帰宅後に足裏を洗って清潔に保ちましょう。疲労が見られるときは無理をさせず、静かな環境で十分に休ませてください。

まとめ:犬とのピクニックは安全準備がカギ

犬とのピクニックは、準備と配慮さえ怠らなければ、心から楽しめるイベントです。自然の中で過ごす時間は、犬の心身の健康にも良い影響を与えます。

しっかりと持ち物を準備し、ルールを守って行動することで、愛犬も飼い主も安心して特別な一日を過ごせます。次の休日は、お弁当と一緒に愛犬の笑顔を連れて、緑あふれる公園へ出かけてみてはいかがでしょうか。

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